リスティングを実施したくてもできなかった不動産会社はもちろん、業界一般的にもリスティングにおける「キーワード選定」「広告作成」「最適化」の業務は専門家のなせる技であるという認識が常識となっています。
しかし、専門家は人間であり、仕事量に限りもあれば、ミスをしてしまうこともでてきます。そこで、物件情報データベースと連携することにより、リスティングを完全に自動化するというイノベーションが生まれたのです。

既に、リスティング広告を自動最適するシステムは「アドエビス AutoBid」によって成されており、効率的なリスティング広告の入札管理は実現していたのですが、それでも大量のキーワード選定・広告作成の業務は避けて通れませんでした。しかし、本システムでは物件情報と完全連携することにより、物件情報の登録と同時に、キーワード選定・広告作成を行い、自動最適を始める事ができたのです。
不動産会社は、今までと同じように物件を仕入れたらSUUMOに登録し、売れたら掲載停止しさえすれば、今までできなかったリスティングを実施できるようになったのです。
完全自動化において、もうひとつ重要な事があります。それは、キーワード選定、広告作成において、本システムには「遺伝的アルゴリズム」が組み込まれていることです。
遺伝的アルゴリズムとはダーウィンの進化論に基づいており、強いものが生き残り、弱いものが息絶えてゆく、まさに自然の仕組みそのものをアルゴリズム化したものです。つまり、効果の高い広告を残し、そうでない広告は掲載停止。そして新たな広告を自動生成するのです。その自然の競争原理を再現したプログラムを走らせることにより、着実に広告を最適化してゆくのです。
さらにこの自動最適の頻度は毎日行われます。もはや、人の手でこのレベルの業務を行うことは不可能に近いと言えます。今まで手動で行っていたリスティングは前世代のものとなっていくでしょう。
本システムは、その名のとおり、SUUMOと完全連携した独自のシステムであり、不動産業界向けのサービスですが、今後も、入札管理は業務システムの一部に組み込まれ、よりリアルタイムに最適化する動きが進むのではないでしょうか。
また、一方でアメリカではDSP(Demand-Side Platform;デマンドサイドプラットフォーム)と呼ばれる概念が打ち出されており、自動入札する対象がリスティング広告だけでなく、バナー広告も含めた形で自動入札するサービスが広がりつつあります。
今後は、リスティング広告とバナー広告、そして企業の業務システムが連動したマーケティングが実現する時代も遠い未来ではないでしょう。















